「大きな利益はいらないけど、安全で、物価の上昇に負けないような、むしのいい運用方法はないのかしら?」と思っている、そんなあなたにぴったりの金融商品があるのです! それも、あの「NISA」が使える!! って。というお話の続きです。
それは…物価連動国債に投資する投資信託です。
では、そもそも「物価連動国債」ってな~に? というところから始めましょう。
「物価連動国債」とは?
国債は、基本的に固定金利の商品です。毎年決まった利息がもらえ、満期まで持てば元本も保証。預貯金よりも利率は多少高く安心して持てる資産なのですが、やはりインフレ時代に向いている投資先とは言えません。
しかし昨年、発行が再開された「物価連動国債」は、固定金利でありながら、物価(全国消費者物価指数CPI)に合わせて元本部分が増えたり減ったりするため、物価が上がればもらえる利息も増えるのです。
たとえば、利率が1%の国債を額面100万円購入したとしましょう。通常の国債だと、もらえる利息は税抜きで半年ごと5000円ずつ、年で10,000円です。
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